後遺障害の損害賠償

症状固定時に残った障害が後遺障害であると,認定された場合は,①後遺障害逸失利益②後遺障害慰謝料が損害として請求できることになります。


ここでは,この2つの損害についてご説明いたします。
  _D7B4597.jpgのサムネール画像のサムネール画像

①後遺障害逸失利益

後遺障害が残り,労働能力が減少することにより,将来発生すると認められる収入の減少が損害となります。
 
「基礎収入×労働能力喪失割合×喪失期間に対するライプニッツ係数」で算出します。
 
労働能力の喪失率は,実務上,下記の自賠責保険又は労災保険の後遺障害等級認定表に基づき算出するのが一般的です。


等級 自賠責保険(共済)金額 労働能力喪失率
第1級 3,000~4,000万円 100
第2級 2,590~3,000万円 100
第3級 2,219万円 100
第4級 1,889万円 92
第5級 1,574万円 79
第6級 1,296万円 67
第7級 1,051万円 56
第8級 819万円 45
第9級 616万円 35
第10級 461万円 27
第11級 331万円 20
第12級 224万円 14
第13級 139万円 9
第14級 75万円 5
この等級認定表に当てはめるために,自賠責保険の後遺障害認定手続きが存在します。
 

②後遺障害に対する慰謝料

後遺障害が残ったことによる精神的苦痛に対する慰謝料です。慰謝料の金額は,基準により定額化の傾向にあります。後遺障害の程度(等級)や年齢,性別,職業などによっては,基準通りの金額にならないこともあります。


後遺障害に対する慰謝料についても,入院・通院に対する慰謝料同様に,算出基準が3つあり,任意保険会社は裁判基準と比較した場合に低額な基準で,慰謝料の金額を算出することがありますので,十分に注意しましょう。
 
後遺障害の等級認定によっては,逸失利益及び慰謝料の額が大幅に変わります。適正な等級認定を受けることができるようにするためにも,後遺障害に詳しい弁護士に相談しましょう。

 


後遺障害についてもっと詳しくお知りになりたい方はこちらもご覧下さい

●後遺障害について ●後遺障害の損害賠償 ●後遺障害の等級認定
●後遺障害診断書について    

 

親切丁寧にご対応致します。お気軽にご相談下さい。